人生を終える前に
誰かの心に灯をともして去るのだ。ひとりでもよい。その人の心を明るい心にする事ができたらあなたは本当の意味で生きたという事だ。
あなた自身知らず知らずのうちにそうやって誰かから明るい心にしてもらっていたのだ。それに気付いたら今度はあなたの番だ。
あなたの肉体はいずれ消え去る。しかし、あなたから灯された明るい灯は誰かの心を温かくし、それはその人の心に一生残るのだ。
そして、その人がまた次の人に渡す。そうやって受け継がれていく命のリレーは人の心の感動を受け渡すリレーだ。
あなたは途中で力尽きたり、万事休すと思ったりしながらも何とかゴールにたどりつく。そこで待っている人にバトンを渡す。
人生の途中で歩を止めた時も、一歩も前に進めず次の出口で降りようと思った事もあったかも知れない。
が、何とか乗り切って次の走者が見えるところまでやってきた。もう少しだ。本当に良く頑張った。
胸を張って次の走者にバトンを渡そう。そして、最後の瞬間まではあなたの番である。
あなたが主役である。
生き切ろう。