人生のゴールがあるとして、私の人生は半分以上は過ぎた。
もう、折り返している。
折り返してみると、今まで見ていた景色と違う事に気付いた。
それまでの人生はただ前をみて進んでいる。たまには横をみたり、立ち止まったり。
でも、自分から見える景色は前の人の背中か、横にいる人達。
後ろを向いて走ってはいない。
だけど、折り返した途端、後ろに走っている人の景色が見えた。
自分の後ろにはこんなにも走っている人たちがいたのか。
自分もなお走り続けてはいるのだが、もう先が見えてきた。
今まで辛かった。自分がこのコースを選んだとは言え、何度もリタイヤしようかと思った。
でも、なんとか歯を食いしばって、走り続けてきたら違う景色が突然目の前に現れた。
自分の後ろを走っている人達を元気付けなければならない。
この人達もなんとかリタイヤせず走り抜いてほしい。
本当に心からそう願う。
後の人生はこの人達を”勇気づける、元気づける”方に力を注ぐのだ。
自分ひとりの人生じゃない。
自分では気づかなかったが、自分自身も先を走っている方たちから元気づけられてきたのだ。
そう思うと、涙が出る。
この後の人生はそうやって生きていく。目標が出来た。