空から見てみよう

日々感じた事のひとりごと

有難いと言うのは文字通り

よく心理学の本や、精神的な本を読むと感謝する気持ちが大切と書いてある。

何か困難にぶつかって何かヒントが欲しくてこういう本を手あたり次第読んだり、動画を見たりして、頭では理解できるのだが、それを心から理解しているのかは疑問だ。

誰々が何かをしてくれたから、感謝する。

それは誰にでも理解できる。

でも、存在そのものに感謝するというのは実体験した人でしかわからないのではないだろうか。

有る事が難いというのは、ないという事を経験したから理解できるのだ。

とても、辛い経験ではあるが一旦、あるのが当たり前だと思っていた事がないという体験をする事によって、ああ、自分はあんなにもある事が当たり前だと思っていたんだな~、ないという現実を目の前にして、有った物は当たり前ではなかったんだな~と心から理解する。

感謝する事ができるのはそういう経験を積んだからなのだ。

 

なので、むやみに人に感謝しなさいと言ったところで、その人に響かなければあまり意味がない。こればかりは体験するしかないのだ。

形だけは取り入れる事ができる。食べ物に感謝とか。

でも、戦後何も食べるものがなかった人達がなんでも食べますというのと、今現在なんでもあるのが当たり前という人達では感謝の度合いが違うのは当然と言えば当然の事なのだ。

人生の経験の深さと感謝の深さは直結していると私は思う。