空から見てみよう

日々感じた事のひとりごと

有るのは難い

世界中に起きているこの状況下、ともすると希望を失いそうになる毎日。

どうやって乗り越えていけば良いのだろう。

不安な情報が嫌でも耳に入ってくる。

少しでも気分を変えようと動画を見る。

 

すると、世の中には人を不安にさせる人ばかりではなく、元気づけようとしてくれる人も多くいるのだという事を思い出し、温かい気持ちがよみがえってくる。

 

思い切り笑う、音楽に癒される、動画内で仲良くしている人達を見て自分も仲間になったような気がして気持ちが緩む。

遠く離れた土地にいながら日本を感じる事ができる有難さ。

ほんの少し前までは考えられなかった事だ。

 

動画を見る事が出来る環境があってよかった。そして、そういうものを提供してくれる媒体、提供して下さる方々がいて本当に心から有難いと思う。

もし、こういう物がなかったら私はどうなっていたのだろう。

多分、行き場をなくした悲しみや孤独感でおかしくなっていただろうと思う。

 

更に言うと、例えば、蛇口をひねれば飲むことのできる綺麗な水が出てくるのも当たり前ではない。温かいお湯も出てくる。

東南アジアを旅行した際は、飲み水は買わなければならなかった。

シャワーからは茶色の水が出てきた(笑)。

タクシーも遠回りしたり、運転手が自分の用事がある場所に突然立ち寄ったりする。意味がわからない。

こういう経験をすると、当たり前のサービス、清潔さを保っている日本の暮らしは当たり前ではないと実感する。

美味しい食事を信じられない低価格で食べる事ができ、どこでも当たり前に買い物をしたら丁寧に有難うございましたと言ってくれる上に、お辞儀までしてくれる。

 

日本を出た事がない人は多分想像もできないであろう。

自分はひどいサービスを受けたり、おつりを投げられたりした経験をした。

もちろん笑顔も有難うもない。

そんな経験をすると日本の店員さんのサービスはいかに素晴らしいのだと思う。

なので、店員さんには心を込めて有難うと言う。

たまに、店員さんの方が(あまり言われた事がないからだろう)こっちが有難うと言うとびっくりしたりする(笑)。なんと可愛いのだ!

 

日本を離れてみてわかる日本の素晴らしさ。

これはひとえに自分が海外で生活して当たり前の事が当たり前でないと気付かせてもらったからなのだ。

その経験した時点では辛いけど、後からああ、そういう事だったのかと気付く。

苦い経験とは自分を成長させるためのステップなのだ。

日本を離れて良かった。日本国の素晴らしさに気付かせてもらって良かった。

そのまま日本にいたのでは一生気付かなかっただろう。

それどころか文句を言っていただろう。

 

人生に於いて、苦い経験とその後いかに自分が恵まれているのかという気付きはワンセットなのだ。