子供の頃は本当に生き辛かった。今でも生き辛いのではあるが、少し違う。
大多数の人と自分が違う気がして、いつも孤独感を持っていた。
まわりの大人たちはもっとみんなと仲良くしなさいと言う。
あなたは協調性がないという。 好き嫌いしないでなんでも食べなさいと押し付ける。 選り好みしないでなんでも受け入れなさいと言う。
あなたは大人しすぎると言う。 繊細すぎると言う。遠慮しすぎと言う。
いるかいないかわからないと言う。 もっと前に出ろと言う。もっと人と合わせろと言う。
ああー何としんどいのだ!その人たちの価値観の押し付け。
私は自分がおかしいのだとずっと思い続け、その人達の言うように生きなければならないというプレッシャーで吐く。その人たちが希望する通りに行動しようとする。
食事を受け付けなくなる。どこにいても心のよりどころがない。
自分が大人になって、そういう大人たちと少し距離を置く事で少しましになった。
ただ、何かわからないがひょんな事で気分がひどく落ち込む事がある。自分は存在してはいけないのだというような。。。
もしかしたら、このトラウマが未だに脳に刻まれているのかも知れない。
自分に優しくするという事が長い事理解できなかった。自分に優しくってどうするのだろう? 心理学の本や精神世界の本を読み漁った。
自分を愛せと書いてある。でも、自分を愛するって?何?
ようやく、スタート地点にたった気持ちだ。
数学者の岡潔の本に書かれていた”すみれはただすみれのように咲けばよい”という部分に救われた。私は例えるならすみれなのにひまわりのように咲こうとするからしんどいんだ。
私は内向的でいてよい。
私はそっと咲いているすみれを見かけると、同志を見つけたような優しい気持ちになる。